「変わるべきなのは、自分の方だったのですね」いただきました❤️
トリマーというお仕事は、とても飼主さんと近いところにいます(о´∀`о)
世間話をするなかで、色々なことを相談されることも多いです。
食事のこと、健康のこと、そしてしつけのことなども…
どれをとっても、キチンと本質にのっとったことをお伝え出来るよう、日々あらゆる分野の勉強が必要です♪
「うちの子、急に悪さばかりする悪い子になってしまったのだけれど、なんだろう❗️当てつけだろうか❗️」と、おっしゃっていた飼主さん。
よく話しを聞いていくと…
それは、きっと分離不安なのでは❓
飼主さん:「え❓なにそれ❓」
私:「多分、お母さんが新しくお仕事へ行き始めて、色々な環境が変わったので、一人で不安を抱えてしまっているために、どうして良いのかわからずにとってしまっている行動だと思いますよ」
飼主さん:「えー❗️あちこちにトイレしたり、洗濯物ぐちゃぐちゃにしたり、クロスをバリバリ掘ったりすることが❗️毎日、その後片付けに追われて、本当にノイローゼになりそう💦
閉じ込めて出かけなければならないかな❗️」
その時は、次の予約のワンちゃんがもう来てくれていたので、LINEの交換をして夜に色々とお伝えすることにしました。
私はドッグトレーナーではないけれど、犬の目線から見たものの見方や感じ方をお伝えすることは出来ます。
私が伝えたかったのは、、、
自分がもし強い不安を感じて、どうして良いのかもわからず、パニックのような状態にある時、それを叱られたり、不機嫌になられたり、閉じ込められたりしたら、、、どう感じますか⁇
ということです。
きっと、さらに強い不安に苛まれるのではないでしょうか?
だから、絶対に叱らないであげてください。
後片付けは、黙ってもくもくと。
閉じ込めたりするのではなく、その不安を普段の生活から感じさせないような接し方や工夫をすること。
何かをした時にだけ褒めるのではなく、普段から大人しくリラックスしていられた時にもたくさん褒めてあげること。
そして何より、飼主さん自身が落ち着いてリラックスすること。
それが、1番大切なこと。
思いつくままに、色々とLINEしてしまいました。
その一ヶ月後…
飼主さん:「先生❗️うちの子ね、お利口さんにもどったんだよ❗️2人で仲良くやっているよ❗️
なんだか、今回のことでホントに色々勉強になったわ❗️
犬の方を何とかして変えなければならない❗️って、思っていたけれど、、、本当に変わらなけれならなかったのは、私の方だったんですね❗️」
なんて、素直で素敵な飼主さんなのでしょう✨✨✨
ワンちゃんも、以前より落ち着いて精神的にも安定しているように見えました♪
ペットは、自分の鏡❤️
自分を映し出してくれている愛おしい存在です❤️
私を含め、いつもそれを念頭において、人間とは違う動物の感じる心までも広くしっかりと包みこめるような、そんな飼主になりたいものです(o^^o)
わんわんわん♪吠えるよ!犬だもの
わんわんわん♪
リラ店長は吠えます♪
外で車の扉が閉まる音がしたり…
ウッドデッキを上がってくる足音がしたり…
玄関の扉が開く時に鳴る、チリンチリンの音がしたり…
お客さんの中でもひときわ大好き❤な方が来てくれたりした時…
吠えます♪
だって、犬だもの🐶
でも、ずっと吠え続けて人が話も出来ないとか、、、
興奮してリラ自身がおかしくなる、、、とか
なんてことは、ありません。
生まれてからこのかた、吠えたと言って叱ったことはないです。
小さな時から心がけていたこと。
お客さんや宅急便の人、郵便配達の人が来た時、吠えてくれたら「教えてくれてありがとね❤️」と、伝える。
何かの外の物音で吠えたら、実際に外を見に行って、「何にもないみたい。大丈夫だよ。」と、伝える。
意味もなく吠えることは、どの子もないです。
無駄吠えというのは、人間側が勝手に無駄だと定義づけているだけで、無駄に吠えている犬なんて一人もいない。
危険かな?誰か来たかな?それを教えてくれた時、それを人側がキチンと受け止めて対応すると、「そっか!大丈夫なのか!」って納得してくれて、それ以上吠え続ける必要がなくなる。
そう思っています(o^^o)
いつも店長業務ありがとう😊リラさん♪
今日は定休日♪リラもお休みモードです。
変わるのはどちら…❓
人と同じで、ワンちゃんも色々な感受性を持ち合わせています。
犬それぞれ…
同じことをしていても、、、何とも感じない様子で普通に落ち着いている子もいれば、嫌だ❗️❗️と、自分の主張をまっすぐに出せる子も。
もともと、彼は神経の細やかな子でした。
ちょっとした音にも敏感。
人に体を触られることもキライ。
何事にもものすごく警戒心が強い。
人間の気持ちの変化も、ものすごく敏感に察知する。
10年前、うちに来てくれた時は本当にトリミング自体が大変で💦
嫌だ❗️やめてくれ❗️触るな❗️という自分の気持ちをまっすぐに表現する。
私もまだまだ未熟で、その時はまだ「犬になめられないようにしなくては…」と、思っていた。
だから、彼の嫌だという気持ちを、いけないものとし、それに対抗するかのようにトリミングしていた。
こちらが引いてしまうと、犬の方が上になってしまうと思って、嫌がる気持ちをわかってあげようとしていなかった。
でも、今は違います。
人間だって、人それぞれ嫌なものが違ったり、なんとか我慢出来るものもあれば、絶対にゆずれない嫌なものもある。
その子が嫌だと言うなら、軽減出来る方法を考えてあげるのがプロの仕事だし、その嫌だという気持ちを飼主さんに代弁してあげるのもこちらのやること。
その子の気持ちに寄り添うこと。
トリミング自体は、いまだにちょっと苦手でも…
うちに来ることは大好き❤になってくれました。
しっぽ振り振りで、飛び込むように駆け寄ってきてくれては、抱っこをせがんできてくれるし、膝に飛び乗ってきてチューしてくれたり、ゆっくり撫ぜてあげると、リラックスして寝てしまうまでになってくれました。
何か人間にとって不都合なことがあった時…
変えなければいけないのは、犬の方でしょうか❓
変わらなければならないのは、いつも人間の方です✨✨✨
私のたちの生活に合わせてくれている彼らに、もっと広い心で…
叱ったこと…
うちの店長、リラさんは11歳になります。
毎日、お客様の接客を担当してくれる頼もしい存在です♪
今、お風呂に入りながら、いままでのリラとの生活のことを思い出していて…
ふと、一度だけ真剣に叱ったことがあったなぁ🤭と、思い出しました。
それは、車に乗ってリラの大好きな公園へ遊びに行った時のこと…
リラは、確か1歳にもなってなかったな。
若かったリラは、嬉しさのあまりテンション上がってしまって、車のドアを開けたとたんに「ヒャッホーウ❗️❗️」と、飛び出してしまったのです。
危ない(>_<)❗️❗️と、思った私は初めて真剣に「いけない❗️❗️」と、叱りました。(言葉と気迫だけです)
リラは、ハッとした顔。
普段怒ったことのない人が真剣に叱る…
「これ、マジでしたらいけないやつなのね…」と、理解したかどうかはわかりませんが、リラはそれから二度と勝手に車から飛び出ることはなく、私が良いよ。というまで、ちゃんと待ってくれます。
11年間で真剣に叱ったのは、これくらいかな。
あ、あとは玄関から勝手に出ていってはいけないということを教えたくらいです。
本当にいけないことは、信頼関係が出来ていれば飼主の気迫でちゃんと相手に伝わります。
怒鳴ったり、マズルコントロールをしたり、たたいたり、ひっくり返したり、クドクドと怒らなくても、一言で伝わる。
そのために私たち飼主は、毎日犬に対してどのように接するか…それが大切なのではないかな^^と、個人的に思います♪
叱らないというのは、何でも犬の言うことを聞くということではなく、(叱れないのではなく…)
普段から、こうしてくれたら嬉しいなということを相手に伝えて、相手のこうしたいもちゃんと受け取れる相互通行のことなのではないかな…❤️
リラの背中に顔をうずめて、もふもふしながらウトウトするのが、この世で一番大好きなことです✨
毎日が学び♪
1人で勉強していても、なかなか難しいのが生き物の世界…💧
なんせ、私はトリミングのことしかわからないし、経験してきていないのだから。^^
本とかインターネットに書いてあることだけでは、限界があるし、信憑性の問題もある。
地元には、本当の意味で犬目線のトレーナーさんがいらして、一緒に開催されているお散歩トレーニングにも参加してきました。
リラは、いたってお散歩に関する問題や心配はなくともです。
犬の社会性、飼主さんとの関係性を見つめるには、とても良い場所だと思います。
ただ単に、人の側について歩くのが良い犬なのではないですから^^
お散歩は、犬のためのもの♡
そして、オンラインでのドッグスクールをされている夏目先生からも、いつもたくさんのことを教えていただいています。
毎日毎日、休むことなく配信されるのです。
それって、本当にすごいことだと思います。
「チャーリーオンラインドッグスクール」🌈
そこから、動物との関わり方、ものの見方、考え方、しつけなどの前に大切なことがあるのだということ、学んでいます。
自分とは違う、種として違う生き物のことを考え、想いを巡らせることによって、人にも世の中にも優しい人間になっていけるのではないかな〜♪
きっと、みんながそうなれば…
はてなブログはじめました
北海道江別市で、小さなトリミングサロンをしています。
「犬の床屋さんL ira 」
店長は、「リラ」という名前の11歳のビジョンフリーゼ❤️
2人で二人三脚で、毎日ワンちゃんをお迎えしています。
トリマーになってから、20年という歳月があっという間にたちました。
私が専門学校でトリミングの勉強をしていた時は…
カットの仕方の勉強はあっても、犬がどのような生き物なのか、行動学・生態学というような授業はほとんどなかった>_<
今はトリミングの学校も増えて、そのような授業もきちんとあるのでしょうか?
トリマーになる人には、絶対に必要な知識ですよね。
私は、独学で本を読んだりして勉強していたのですが、疑問点が色々〜ありました。
まずは、とあるカリスマ訓練士さんの本。5分で犬は賢くなるとかいう本。
「飛びついてくる犬には、足で犬の後ろ脚を払ってコテンとさせる」とか「吠える犬には天罰方式」とか「主従関係を教えるために、エサを食べようとしたところをリードを引いて首をカクンとさせる」とか…
なんというか、暴力的…なような。 腑に落ちない感じ。
これで怪我とかしたら、どうするのかな?と。
でも、本に書いてあるのだから、カリスマ訓練士が言うのだから、そうなのかな?と、思ってしまいますよね。
支配性理論もいまだに言われていること。
犬になめられてはいけない。という言葉も、同業者からも良く聞く言葉です。
世間一般で言われていることと、犬の本質というものには、大きなズレがあるのではないかしら。
犬の言葉を知りたいと思い、カーミングシグナルも勉強しました。
犬は、たくさんの言葉を体を使って表現してくれています。
それをキチンと聞く(見る)ことが出来れば、きっとお互いの意思疎通がうまくいくのではないかな…
まったく種類の違う生き物が共存しあい、共に生活をするのであれば、人間側がその動物たちの言葉を行動を、本能を満たすものを色々と知る必要がありますね。
人と犬が、もっと幸せに心を通じ合わせていけるようなちょっとしたことを、思いのままに書いていきたいと思います。